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2022.08.31

エアコンの不調part2


エアコンユニットとは

エアコンガスを圧送する役目『コンプレッサー』

エアコンガスを冷却、液体化する役目『コンデンサー』

エアコンガス内のごみを除く役目『レシーバーとドライヤー』

エアコンガスを霧状にする役目『エキスパンションバルブ』

冷気を作る役目『エバポレーター』

で構成されています。

エアコンガスには常に圧力がかかっていて、どこの箇所で不調が起きているのか、低圧側と高圧側の2か所に

差し込んで圧力測定をする『エアコンマニホールドゲージ』で診断していきます。

       

上はエアコンを作動した状態の測定。下はエアコンをオフした直後です。

ブルーが低圧、レッドが高圧です。

正常数値はおよそですが、低圧2.0㎏/㎠前後、高圧15㎏/㎠前後ほど

もちろん車種によって数値は変化します。

エアコンガス不足の場合は低圧0.5~1㎏/㎠前後、高圧7~10㎏/㎠前後くらいまで低下。

エアコンガスの詰まりの場合は冷風が出ても、後に温風に変化したりと低圧0~、高圧5~6㎏/㎠前後と負圧へ変化。


エアコンガスの圧縮不良の場合はコンプレッサが故障すると圧力が上昇しないため、低圧側が上昇、高圧側は低下。
エアコンをオフにすると低圧と高圧が同じ圧力になります。およそ低圧4~6㎏/㎠、高圧7~10㎏/㎠前後。


コンデンサー冷却不足の場合はエアコンガスの量が多すぎたりコンデンサーに風が当たらないと冷風は出ません。  低圧2.5~3.5㎏/㎠、高圧20~25㎏/㎠前後。低圧、高圧ともに上昇します。

このおクルマは圧縮不良の症状で、コンプレッサの故障が原因でした。

少しエアコンの利きが悪いな~、変な音がするな~とか気になるようなことがありましたら、

早めに原因を調べさせて頂きますので、どうぞお声かけて下さい



外観

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